狂ってる

　世界は狂っている。と、いきなり青いパンク小僧のような台詞を吐いてしまったが、今回のテロにしてもそうだが、はたして何がまともなのやらわからない。「常識」とか「あたりまえ」というものの定義をすることなしに「常識」や「あたりまえ」を前提に話すのは根拠に欠ける気もするが、常識的に考えてみて、やはりテロは間違っている。するとテロをする側にも言い分はあるという。なるほどそれはそうだろう。じゃあ言い分を聞こうとなる。そうすると正しい、いや違うという議論になる。議論になるならまだマシだ。大体議論で解決しているなら、もしくは議論できているならばテロなど起きないのだ。じゃあなんで議論が成立しないのか。いろんな歴史的、政治的、宗教的、経済的背景があるからだろうが、一言で言って「狂っている」からだ。古代、人は幻想、現実、狂気の境界にいた時期があったと思う。しかしまだ我々はそこから抜け出してはいない。

　SUN RA（サン・ラ）を聴く。この人は褒め言葉で頭がおかしい（笑）。