高校野球で広島代表が広島に原爆が投下された6日に黙とうすることを提案したら、高野連に「広島だけの問題だから」とストップされたと報道されたと思ったら、それは間違いでしたということになって、なんだかなあという気がしたのだが、問題点を2つ。

 ひとつはマスコミの報道姿勢。今回は勇み足ということだろうが、マスコミの報道は偏っているという事実に意識的でいられるかが重要だ。ネットも含めて、市民は懐疑的に報道をみるべきだろう。

 もうひとつ。広島の問題は広島だけのものという意識が意外と広がっていること。そして戦争認識が右左反日、なんであれかなり偏ってきていると思う。自虐的な歴史観は確かにいただけない。しかし数字上の問題や表現の挙げ足取りに終止して、「30万人じゃなくて、数千人しか殺してないぞ」という反論はおかしい。正しい左とか、正しい右ってがあるはずで、いずれも非は非として認め、誤解は誤解として正す。人は殺すべきじゃないし、戦争は原則的に行ってはいけない。あたりまえのことじゃないのか。