JAPAN

wondermissile2005-09-25

 ひさびさにJAPAN『TIN DRUM(ブリキの太鼓)』を聞いた。
1978年イギリスでアルバム・デビュー。そのビジュアルのグラムロック的なとこと、ルックスの良さ、そして語感だけでつけたというJAPANというバンド名によって日本でもバカ売れ。
 日本の“ヴィジュアル系ロック”の原型はここにあるといってもいいだろう。とくに歌唱法はもう完全に影響下にあるでしょう。あのぐにゃぐにゃした発声は。

で、1981年、オリエンタルな音階と雰囲気が脈絡ありそうで全くなく満載な、今聞くとそのうさん臭さがいかにも80年代ながら、独自の音楽を作り上げた『ブリキの太鼓』を発表する。毛沢東の写真が剥がれかかった部屋で箸を使ってご飯を食べているデヴィッド・シルヴィアンの姿がジャケットという、ビジュアル面もかっこいいこの作品を残し、1982年のツアー(土屋昌巳がギターで参加)を最後に解散。

 こういうビジュアル系なら好きなんですけどねえ。