クラインの壷

疑似科学の危険性について友人が触れていたのだが、最近ネット上で浅田彰の「構造と力」のクラインの壷を使ったモデルは間違っているという、山形浩生の指摘を読んだ。http://cruel.org/other/asada.html

 で、個人的にはこの批判は納得。賛否両論あろうが、それよりも浅田の、批判に対する反論が反論になっていない点が見苦しくさえ思えた。いや、反論になってなくもないが、ちょっと苦しい。

 「知の欺瞞」事件で「実は哲学者は馬鹿なんじゃないか」ということにまでなりそうな危機だったわけだが、(詳しくは「知の欺瞞」で検索してみてください)蓮実なんてなにいってんのかわかんなくて、よくよむと大したこといってなかったりして。