節分

　イギリス人の友人の話題を以前もちょっと触れたことがあるが、よくあるように彼も英会話レッスンで稼いでいる。で、彼には１０人近い生徒がいて、その大半はいわゆる偏差値の高い大学に通っている大学生らしい。そしてその会話の中で「日本の祝日」の話題になって「２月１１日は何の日だ？」とイギリス人の彼が質問をするとほぼ「建国記念日」と答えられるらしい。ところが「じゃあなんでこの日が建国記念日なんだ？」と聞くと、ほとんどの人が答えられないらしい。あ、ちなみに僕は答えられましたが。

　このことはいろんなことを示しているのだろうが、天皇制のことであったり、歴史であったり、政治、思想、とにかくそういったものに対する関心の低さということだろう。まあ、知らなかったからといって困ることはないが、大学生でWとかKとかTとかいってるんなら知っとけ！英会話なんかやっとる場合か！という気もする。

　しかし僕も「何で節分で豆を捲くのか？」はわからなかった。なんでなんですかね？

　まったく関係ないが、久々に中上健次『岬』を読んだ。濃いね。