新しいもの

 僕はどちらかというと新しいものが好きだったと思うのだけど、最近そうでもなくなってしまったのかもしれない。例えば僕は、最近のアニメだとかゲームだとか、ライトノベルだとか携帯小説だとかにはまったく疎い。しかし世の中的には最先端なのだろう。とくに東浩紀あたりにとっては。
 で、それらが最先端であることや、高いエネルギーを持ったものであることは、それらに疎い僕でも状況的に同感なのだが、いまいちその流行りに乗り切れない。これが歳をとるということかもしれないが。
 なにが乗り切れない原因となっているのかと色々考えてみたのだが、ひとつにはその80年代的な匂いにあるのかもしれないと思った。根拠はないけど、ポストモダン的で、軽くて、パロディで、サンプリングで、などなどの感覚は、どうにも80年代的。
 僕自身は80年代的なものに好きなものは多いのだけど、その中でもあまり好きではない80年代的なものというのがあって、実験的なのはいいんだけど、その結果単なる稚拙なものや、煙にまいているだけのものが高く評価されてたりしていたこともあったと思うが、そういうところ。
 単に好みの問題ですけどね。僕自身の勉強不足もあるんで。