新人類

 若干教育関係にも縁あって、研修会にちょこっとだけ参加。テーマは「保護者との関わり方」。
昨今いろんなところでモンスターペアレンツだとかで話題の非常識な親たち。ちなみにに今の45歳前後の人たちは、かつて「新人類」なんて呼ばれた世代なんだそうで、言われてみて「そういえばそんなころもあったなあ」と思い出す。
 で、この世代。ウィキペディアとか読めばいろいろ特色が書いてあるんだけど、ここで問題としてあがったのは、コミュニケーション下手、人間関係の構築が苦手な最初の世代、ということ。
 そうしたことが苦手な親は孤立し、不遇感を感じ、クレーマーへと転じる。という構図がひとつある。

 なるほど、そうかもねえ、と思いつつも、僕が個人的に思うのは、このへんの世代から「あやまらない(謝ったら負け)」という世代になった気がする。まあ、その前の世代の教育の影響でもあるんだが、たとえばこういうこと。
「欧米の国々では、もっと主張する。もっと日本人も主張しないと負ける」とか
アメリカでは常識」(笑)
「日本人は平和ぼけ」
とかいう一連の、もっと国際的に通用するマッチョさを求める感じ。僕の記憶でも、世の中みんながそういうのを美徳として教育してた気がする。これは文化人も含めて。

で、結果として「とりあえずゴネる」みたいなことになったんじゃないかなあ、と思うんだけど。

それはそれとして、いろんなトンデモ保護者の事例があって、予想はしてたけどやはりビックリ。この国は病んでます。