キュアー

wondermissile2005-05-14

 ひさびさにキュアーを聴いた。先週のイベントでOKのシュ−ベルさん(OKという名のバンドのギターのヒト)が「BLOC PARTYを聴いたらキュアーを思い出す」という話で、そういえばそうかもなと思ったのだけど、こうして聞き直すとなるほどである。とくに初期中期はかなり影響を与えているんだろうな、と感じたが、実際BLOC PARTYの面々もフェイバリットにキュアーはあがっているようである。昨今のニューウェイブリバイバルの文脈で聞き直しているせいもあるかもしれないが、今聴くとまた新鮮で、以前の印象よりもずっとポップに聴こえる。いや、実際キュアーはロバート・スミスの屈折ばかりがクローズアップされがちだが、曲自体は結構ポップなのだ。こうした点は他のアーティストにも多く見られることで、難解な事や実験的な事、ねじれまくった事をやっているような印象のアーティストでも、ギリギリのところで大衆性というかポップさというものを保っているものだ。