CD屋の前を歩いているとSMAPの新譜の宣伝が凄くて、いやでも耳に入ってくるんだが、僕はジャニーズの唄がどうにも苦手で、イライラしてしまう。音だけならまだ良いんだけど、歌っている映像が伴うと余計に腹が立ってくる。なんというかへたくそのくせに上手そうに歌ってるさまとか、まともに音楽なんか聴いてないのが滲み出ているのにいっぱしのアーティスト気取りなナルシズムと言うか厚顔無恥っぷり。ああ、消えてほしい。あ、いや芸能人としては別にかまわないんですけどね。
 しかし考えてみると音楽を生業としている人でもイタイ人はいて、作品の良し悪しは別問題として小沢健二の唄とか布袋寅泰の唄はどうなのかと思うし。最終的には好みの問題でしょうが。

 僕の世代では音楽的な意味での渋谷系の時代で、好き嫌いは別にフリッパーズギターネオアコはマストだったわけです。が、今のハイスタもしくはRADIO HEAD以降の世代の若いやつと話をしてみると、考えられないほどカッコ悪い存在なようだ。もちろんどんなジャンルも根強いファンはいるし、時代を超えて残る者は残るけど、存在としてイタくなる時期はあるようだ。小山田圭吾はともかくとしてオザケンはとくに厳しそうである。