死刑

ウィリアムズ死刑囚の刑執行された。以下引用。

カリフォルニア州サンクエンティンの刑務所で13日午前零時過ぎ、獄中から暴力反対を訴え続け、学者らからは「ノーベル賞候補」にも推薦されたスタンリー・ウィリアムズ死刑囚(51)の死刑が執行された。同州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事は、支援者からの助命嘆願を却下した。(読売新聞)

まず私見としては、死刑制自体はどちらかといえば反対。理由は「判断が100%正しいことはないから」
つまり間違って殺す、または権力の乱用による殺害の可能性を残す点にある。

が、今の日本ではただ単に死刑を廃すれば、名前だけの無期懲役で10年くらいで出てきちゃうことになるのはどうかと思う。また受刑者の生活を維持するのも税金がかかるわけで、ちゃんと社会に還元させるような仕組みにしないと、なんだかやりきれなくなってしまう。

で、今回の件で、この判断が正しいかどうかはちょっと難しいが、ひとつ疑問がある。それはこのウィリアムズ死刑囚が自分の罪を否認していることである。これが「確実に罪を犯しているのに否認している」のであれば、まったく反省していないわけで、そんな男をどんな理由があろうと減刑してはならない。もし冤罪だというのであればまったく話は別。そのへんどうなんだろう。

まあ、欧米人の場合、自分がやっていようとも「俺はやっていない」と言い張るのは普通なのかもしれないが、そういう普通を改めないと、本末転倒な気がするのは僕だけだろうか?