NHK

 買いたい本があるが、一冊3000円超えてて、上下巻。ちょっと考え中。

 それで思ったのだが、NHKの話だ。

 僕はNHKの番組は比較的好きで、とくにドラマや特集は質的に安心なものが多いと思っている。NHKのドラマを見たあとで、民放のそれを見ると、そのあまりにいい加減な作りに10分持たないことも多く、すっかり民放のドラマからは離れてしまった。

 そういうわけで、ある程度NHKを評価しているわけだが、問題は「受信料」の考え方だ。僕は受信料を払うこと自体は、悪いことではないと思っている。それには条件があるのだが、NHKが「図書館」のような役割を担えば、ということだ。
 
 例えば、図書館は市民の税金で運営されているわけだが、この場合「おれは図書館で本は借りないし、読まないから、その分の税金は払わない」とはならないだろう。こうした「知の集積」あるいは「無料での(実際は税金を払っているわけだが)学習環境の提供」「質の高い書籍の確保」などの機能は、皆が使う/使わないを問わず、必要な機能なのだ。

 もしNHKが放送・映像文化において、そうした意味の存在になるのであれば、受信料を徴収しても良いと思う。変に民放的な番組をつくる意義などない。